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大学時代は経済学を学んでいました。特に目標もなく就職活動を行っていました。様々な企業の説明会、面接を受けていく中で平田タイルに出会いました。タイル、住宅建材といった様々の商品を扱い、提案営業を行い受注していくスタイルに魅力を感じ面接を受けることにしました。当時を振り返ると根拠のない自信と希望に満ち溢れていた自分、自分一人でなんでもこなせると思っている自分がいました。

担当を持ち始めてすぐに店舗のタイルを受注し納品することになったのですが、私の確認不足で品番を間違えてしまいオープンに間に合わないという事態に陥りました。どうしていいのか分からず焦っていた私に上司が気づき、すぐにメーカー担当に事情を説明し、営業日ではなかったのですが工場の方々に協力を頂き、なんとか無事にオープンに間に合わすことができました。その時は注文をくださったお得意先様、上司、メーカー担当、工場の方々に申し訳ない気持ちと感謝の気持ちが溢れました。

タイル業界は今、職人の高齢化が進み工事能力の確保が年々難しくなってきています。また一概に言えませんが、工期短縮化や他の素材との競合により一時期に比べタイルの採用率が低下しております。様々な現場をこなしていく中で失敗や成功を経験し、そういった智恵の蓄積をもとに「今まで関わった人々に、タイル文化の提案で恩返し」したいと思っています。理想としている“タイルの溢れる暮らしの空間”提案を進めるため、オリジナルタイルブランドはもちろん、タイルの採用率向上を目指して、タイル文化の布教活動に日々注力していきます！